繊細なタッチひとつで深いところへ行く。ハッと気づいた瞬間、黄金色の様な素晴らしいライブサントラでした。リスペクトEXPE.NISHIムシカ!
ALTZ

あてもなく自転車で放浪していた高校生の頃、突然眠くなって自転車から転げるように地面にねてしまうことが何度かありました。何もない田舎だから平気だったのです。
目が覚めるといつのまにか暗くなっていて、満天の星だけがそこにはあって自分が誰なのか、果してどこにいるのかもわからなくなってしまいました。
過去も未来も自分の肉体も何もかもなくなった感じ、このアルバムを聞いてそんな事を思い出しました。
緊迫感溢れる濃密な音世界なのに、時々さあーっと風が吹いて、私を暖かく迎え入れてくれます。
素晴らしいテクニックや音に対する探究心に耳を傾けるだけでも楽しいですが、ただ、ぼんやりとも聴けるのは、なんだか果てしなくやさしい感じがするからなんだと思います。
こんなに美しいアルバムに出会えて本当にうれしいです。
石橋英子


僕達は音楽に集中することを必要としている。
音に目をつぶり身体をうごかさず心を踊らせる。
TONEを抑えたアコースティックなFUNKNESSがどこまでも気持ち良い。
EXPE×NISHIによる見えない配置音。
それを捉えたジャケットデザインも素晴らしい。
僕はこの音楽を聞くためだけの時間を作った。
そしてその音空間にゆっくりと寝転がってみる。
∞の中心へ飛び立つ大推薦の作品です。
IPPI


このアルバムは、まるで夢の中に出てくる一本の音絵巻のようで、
最初の一音からずっとEXPE NISHIワールド全開、もっていかれっぱなしでした。
僕は、初めて聴いたのに懐かしい感じがする音楽が大好きですが、
このアルバムにもそれを感じます。
全ての音楽ファンに!!!
内海イズル


まさかの超美しい展開から始まるキーボードとのデュオ!
最初はめくるめく繰り出される音色とフレーズに圧倒されて、もちろんそれがまずすごい所なんだけど、中盤くらいから二人の関係性が落ち着いてきて「オレら二人がいるから大丈夫」みたいになってくる変化をリアルタイムで感じられたことが、一番良かったなあ。
エクスペリメンタルなスタイルにもかかわらず、根はポップというか、ある意味素直でパッカーンとしてる持ち味が、僕のいちばん好き!なポイントです。
エマーソン北村


音に身をまかせると
異国の海にぷかぷか浮いてる気がした
波のゆりかごに揺られ
眠と不眠の間を漂う旅行を楽しんだ
あぁ音が心地良い
岡本右左無


ファンキーな男子がこんな作品作ったら、最強でしょ。
既にヘビーローテーション!
OLAibi


ピラミッドの中に入ると
そこは鏡の国でした。
光の生まれる場所をさがして
遠い記憶の森をさまよっているような
そんな感覚がしました。
SIMPO


体験。遠い過去から未来まで、終わることのない夢。
慈しみ、郷愁、稚気、色気、冒険心。
あまりに深く美しい1時間12分59秒間。
こんな盤に出会えて本当に幸せです。
七尾旅人


目を開けると男が二人自転車をこいでいる。二人が車輪をまわすたび空模様が変わる、景色が変わる。その自家発電が巨大な世界をつくる。発電の様を凝視すればするほど、気付いたら瞼を閉じている。瞼の裏でも同じ世界が続く。
松井一平 TEASI


静寂の貴さを知り得た、祈りと等質の純粋な時間を音楽に求めずにはいられない人々のために、このCDは、無数の終りを通過しながら、絶えず真新しい静寂を、朝日のように生み落として回転し続ける。
スペースギターとシンセサイザーの、二人だけのライヴ・レコーディングというのが、何度聴いても信じがたいほどに、風や波や木々の息吹、こもれび、鳥のさえずり、雷鳴と驟雨が、無作為の自然としてここにある。音は空間そのものだ。呪(まじな)いめいた喩えを承知で、二十本の手の指を可視化させ、二個の魂をがらんとした部屋に据えてみる。
この日、そこで何が起こったのか? 言葉の届かないところで、揺らいでいるのは、一体何?
エグベルト・ジスモンチと、高橋悠治と、ジョージ・クリントンに、それぞれこのCDを聴いてもらいながら、質問してみる。「音楽とは、光の芸術なのでしょうか?」……答えなど、要らない。耳を澄ますという行為が、心のはたらきかけによって初めて成り立つことを、INVISIBLE DUOは思い出させてくれた――それだけで、充分な気がしている。
モブ・ノリオ


脳に潜在する全能が共鳴し、それ自体がスピーカーと化すとき、音楽の本質とも言うべき何かが体内に浸透する。これは私を演技から解放する恐るべき‘感動’である。
山田厭世観


凄い。心地良き音空間の中に潜む凄絶なる緊張感とでも言うべきか。本作品はただ単なる良質な音楽作品とは言い難く、むしろ音によって場の空気を装飾し新たな次元をそこに現出させるといったふうな、謂わばサウンドアートとでも言えばいいのだろうか、そのような芸術領域で語られるべきものであることは間違いない。冒頭から聴き終わった後に残る波動の残滓まで可視的であり、その充実感は名状し難い。
Funkitecture


迷いこんだ古びた学校から聞こえてくる幻想的で落ち着いた音色につられ迷いこんだ誰もいない広い図書室でグルグルと深い音に包まれながら瞑想の旅の始まり始まり。とんでもない所まで連れて行かれ気がつくと最上階の音楽室にトリップ!優しい日差しと心地よい風が体を通り抜けていつの間にか音も聞こえなくなっていてハッと我に帰る!ここはいったいどこ?現代夢遊音楽の決定版!!
KAMATAN


新作手にした瞬間、外で聴きたくなって山に持って行きました。
一瞬にして風や木々に溶け込む音色、特に後半の展開は鳥肌ものでした。
また新しいEXPE WORLDに酔いしれています。
Yoshifuku AMAZONAS


with 揺り籠から墓場まで
短い人生の中でそんな作品に巡り合えた僕は幸せ者
いつ聞いてもいつまでも聞ける
よし、今日は出掛けよう
いや やっぱり家にいよう
あー 楽し♪
DJ Conomark


多彩な色が浮遊するライブ絵巻
素晴らしい共鳴の記録
JUZU a.k.a. MOOCHY


どんな手仕事でもそうだけど、体の機能拡張としての(道具)と、まさに一体化していないと良い仕事はできない。
YOSHITAKEくんのギターとの一体っぷりは観ていて気持ちが良い、そこから生まれる音は呼吸だね。
ポストエレクトロ時代のEXフュージョンな2人の呼吸が絶妙に気持ちイィ!。
コウサカワタル


美しい、すばらしい、愛しあってるかんじだねえ
すんげー美しい
すんげーすばらしい
美しいねー
家口成樹


異次元を往き来し、無音も鳴らすSPACEGUITARが新たに向かった風景
Shhhhh


いつも良いタイミングで到着する彼等の作品は、まるで乾き切った何かに新鮮な水や空気を流し込む様な素晴しいエッセンス。
宇宙の偉大さ、自然の恵み、その恩恵を受けてこそある数々の生物達のドラマ。
全てにRESPECTを込めてこそ放たれる世界遺産的この作品が同じ日本という島国からこの時代に産まれた事にとても嬉しく、感謝します。LIFE IS BEAUTIFUL。
MARY


永遠にひたりたい、たゆたうような音の戯れ
佐藤 俊


EXPEとNISHI、天性と知性、直感性と構築性、2つの個性と才能が寸分の狂いもなく融和し、天地と時空のバイブレーションに満ちたマインド・トリップ・ライブ。
共に自分ともプレーした事のある、関西が生んだ2人の奇才によるサウンド・コラボレーションは、聴いているだけで、とても愛おしいです。
WATCHMAN


お二人の感性と知性の重なりが見せるモアレに、ギターと鍵盤が、聴覚と視覚が、更に言うなら演者と聞き手が、分かち難いものであると気付かせてもらいました。
ありがとうございますー、またライブが見たい!
寺井ショウタ


EXPEことYOSHITAKEくんとは2002年くらいにnutronのリハの音を聴いた瞬間から音の光の加減が自分と限りなく同じだな〜と思えたギタリストです。
そこからお互いにセッションライブを誘ったり誘われたりで現在まで年1〜2回即興ライブに参加してます。
今回のアルバムはYOSHITAKEくんがUSAソロツアーにでかける直前にもらったのですが、丁度私の新しいプライベートスタジオができて、ケーブルや電源のチューニングを約1ヶ月かけて行っている最中にリファレンスCDの一つとして聴き込みました。
スタジオ自身の音のピントが合うにつれてアルバムの音がどんどんダイレクトになっていくのが視覚的にすごくわかり易くまず、ライブ録音そのものと、マスタリングのプロセスの精度がとても感じられました。(言っていいのかわかりませんが、元の録音マスターはMP3だそうです。これをYoshitakeくんのライブでもおなじみの真空管プリアンプを2度通して音を創っていったそうです。)
正直出来上がった音からは元がMP3だったといわれても想像できません。音マニア的にも面白いアルバムです。改善する手法は色々あるのですね!
さて、アルバム自体の音楽性についてですが、これは云うまでもありませんが、YOSHITAKEくん NISHくん二人そのままの音です。
NISHIくんとも一度ライブでご一緒したことがあるのですが、なんと相手の間、次にやろうとしていることを察するのが早い人なんだろうと思いました。的確にKEYを読み、的確にSOLOを入れ、的確にBACKINGにまわる。まさしくプロのタイミングでした。
今回のDUOのアルバムでもYOSHITAKEくんとNISHIくんのそういった掛け合いがとてもよく見えるとても楽しいアルバムです。
ライブのその場にはいなかったのですが、その場にいたような錯覚にとらわれてます。
ライブ録音というものはこうあるべきです。ライブに実際に行った人の思い出だけでなく、行けなかった人でさえ行ったように感じてしまうライブアルバム。
そして、本当の生ライブを会場で体験してみたいという欲求をトリガーさせてくれるものでしょう。
アーティストもこういう動機でライブに来て貰えれば、とても幸せなことだと思います。
私にとってはライブというものの本質を改めて認識させてくれたアルバムです。ありがとう!!!!
ENITOKWA



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